2017年1月10日火曜日

(1/100)『思考の整理学』(外山滋比古)を読む


図書館で予約していた本が、年末年始で手元まで届かず、Koboのなかに入っていた本から未読のものを読んでみました。


外山滋比古なんて、若いときにはよく読んだこともあり、懐かしい気持ちで手に取りました。


昨年11月頃からスマホと手帳を兼用していろんなことを書いたり入力したり思い出したりしています。


いままでスマホだけでなんでもできるのではないか?と思っていたのですが、手で書くことの効率のよさを見直し始めたところです。


ちょうどこのタイミングで外山滋比古の本でしたので、とても興味深く読みました。


見つめる鍋は煮えない

本の中で何回か出てくるフレーズです。

料理の際に「まだかなまだかな」と鍋の前で蓋を開けたり閉めたりしていてもなかなか出来上がらないという意味です。


よく「一晩寝て考えてみよう」といいますが、おなじ意味ですね。


ある課題について根を詰めて「うーん、うーん」と悩んであいてもなかなか解決しない。


でも「一休みして明日考えなおそう」なんて言っていると、次の日いい考えが浮かんだりして。


そのためにも書き留めることって大事なんですね。


手帳に書いてみる。書くことで一旦頭のなかからその課題を外す。


鍋の前から離れるわけです。


そしてまた手帳を見返して、頭のなかに戻してやる。


そのプロセスが効率的だったりするのですね。


鞍上、枕上、厠上

もうひとつのキーワードはこれ。


今で言うと「車中、ベッドの中、トイレの中」でしょうか。


いろいろ考えるのに良い環境ベスト3だそうです。


私は通勤時間が長いので、車中で考える機会は多いはずなのに、寝ていることが多いですねぇ。


ちょっと反省。


ベッドの中は、寝る前もそうですが起きてすぐに「アッ」と思う素敵なアイディアが浮かんだりします。


でもこれって後で思い出せなかったりするんですよね。


その場で書き留められる環境が大事、と外山滋比古さんも書かれてました。


トイレの中はどうかなぁ。


どちらかというと思考の一休み、という時間かもしれません。



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