2017年今年も日曜美術館を見続けて、いろいろな感性や知識を身につけたいと思っています。
日曜美術館1月8日の放送は昨年放送された「円空の旅」の再放送でした。
Wikipediaからまとめてみましょう。
円空(えんくう、寛永9年(1632年) - 元禄8年7月15日(1695年8月24日))は、江戸時代前期の修験僧(廻国僧)・仏師・歌人。特に、全国に「円空仏」と呼ばれる独特の作風を持った木彫りの仏像を残したことで知られる。
円空は一説に生涯に約12万体の仏像を彫ったと推定され、現在までに約5,300体以上の像が発見されている。円空仏は全国に所在し、北は北海道・青森、南は三重県、奈良県までおよぶ。多くは寺社、個人所蔵がほとんどである。
その中でも、岐阜県、愛知県をはじめとする各地には、円空の作品と伝えられる木彫りの仏像が数多く残されている。
その内愛知県内で3,000体以上、岐阜県内で1,000体以上を数える。
また、北海道、東北に残るものは初期像が多く、岐阜県飛騨地方には後期像が多い。
多作だが作品のひとつひとつがそれぞれの個性をもっている。
円空仏以外にも、多くの和歌や大般若経の扉絵なども残されている。
実に素朴な、荒削りだけど野性味のある微笑みの仏像。
1600年代後半、日本各地は災害に見舞われていました。
慶長会津地震:1611年9月27日に発生したM6.9の地震。死者約3700人。
慶長三陸地震:1611年12月2日に発生したM8.1の地震。
北海道駒ケ岳の大噴火:1640年に発生した北海道駒ケ岳の噴火。大規模な山体崩壊を起こし、大量の土砂が近くの噴火湾に流れ、大津波を発生させた。また寛永の大飢饉をもたらしたとされてる。
外所地震:1662年10月31日に発生したM7.6の地震。死者約200人。
寛文の有珠山の噴火:1663年に発生した有珠山の噴火。この噴火以降有珠山の火山活動が活発になる。
樽前山の噴火:1667年に発生した支笏カルデラの噴火。
延宝房総沖地震:1677年11月4日に発生したM8.0の地震。死者約600人
日本で起きた災害の一覧より抜粋
日本中にマグニチュード7レベルの自身があり、駒ケ岳や有珠山も爆発しています。
円空も災害で母親をなくしており、その成仏のために仏像を掘り続けたのかもしれません。
円空の仏像は日本中にあります。
東京にはないのかなぁ、と思って調べてみました。
中井出世不動尊
江戸時代の遊行僧円空作の不動尊像(像高128cm)が祀られ、毎月28日午後に開帳されます。
この像は、不動明王ほか二体からなり、彫法は素木を生かした作風で、新宿区有形文化財に指定されています。
また、都内で実際に信仰されている円空仏としては唯一のものとなっています。
新宿観光振興協会HP
そうかぁ、都内唯一なんですね。
と思ったら、こんなのも。
【参考】
円空学会
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